20年程前、全自動コーヒーマシンの開発に携わった際、ステンレス製コーヒーフィルターの存在を知る。他社マシンにも金属製のフィルターが使われていた。 しかしなぜ、家庭でドリップコーヒーを入れる時にはペーパードリップばかりなのか?なぜ金属フィルターを使わないのか?と素朴な疑問を感じ調べた結果、金属フィルターでは「ペーパーのようなスッキリ感が無い」「微粉が出て雑味が残る」「ゴミの処理が面倒」というデメリットが存在することを知る。 しかしペーパー抽出では、コーヒー豆の本来の旨味がほとんど吸い取られ、紙臭も出る。 これらの課題を解決できれば、「金属フィルターの方が美味しいコーヒーを淹れられるのではないか?」と考え本格的な開発に着手。 5年余りにわたる試行錯誤の結果、今までには無い新しい金属フィルターが完成。 既存のペーパーに替わる新しいフィルターとして、ご家庭で淹れるコーヒーの価値を、もっと贅沢なもっと満足のいくものにしてほしいと考えている。